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『たかが世界の終わり』
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    週末は『たかが世界の終わり』観てきました

     

    若き鬼才グザヴィエ・ドラン

    発表する作品ごとに高評価と話題を呼ぶ同世代の監督さんだけど、どこかテーマがセンセーショナルなカンジがして、手を出せずにいた人

     

    今度の作品は、レア・セドゥにマリオン・コティヤールにヴァンサン・カッセルにナタリー・バイにギャスパー・ウリエルと豪華キャストにこれは観なくっちゃ!と気になっていた作品でした

     

     

     

     

     

     

    ※以下感想です

     ネタバレありですのでご注意ください

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    先ほど豪華キャストと挙げた5人ですが、基本この5人しか出てきません

     

    インターナショナルに活躍する役者による密室劇、これだけでも十分見応えありすぎです

     

    ということで、整理するまでもないけど登場人物(名前より、関係性で呼んだほうが書きやすそうなので・・・)

    僕(ルイ):ギャスパー・ウリエル

    母(マルティーヌ):ナタリー・バイ

    兄(アントワーヌ):ヴァンサン・カッセル

    兄嫁(カトリーヌ):マリオン・コティヤール

    妹(シュザンヌ):レア・セドゥ

     

     

    冒頭の飛行機の独白

     

    しっかりした内容は覚えていないんだけれども、人生とは?といった核心をついているように感じられて、これだけでつかみはOK

     

     

    もうね、最初っから

     

    毒舌家族(母、兄、妹が)

     

    夏の汗ばむ陽気と相まってあの言葉の応酬のドキドキ感は『8月の家族たち』を思い出させる

     

    とにかく叫ぶ?母、皮肉屋?な兄、愛情たっぷりな妹

     

    そんな家族の中で場を繋ごうと一生懸命語りかけようとする兄嫁の存在は、初対面の血が繋がらないからこそで、このピリピリとした雰囲気の緩衝材のよう

     

     

    我を保つために各々話し続けているかのように見えていたけれど、自室に招き入れて一対一で話してみると、僕への強い思いが伝わってくる

     

    ばっちりメイクでタバコを切らさない姿はザ・フランス女といったカンジの母娘(とはいえ娘の方はすぐにメイクを落としてしまうのだが)

     

    年が離れているが故に相手のことをあまりよくわからずただひたすらに憧れの兄として見ている妹

     

    何も知らないはずなのに、これから関係性は続いていくと包み込む母

    この部屋での母とのシーンは作品全体に込められた母の愛というメッセージとしてクライマックスでも土台になっているのかなと思う

     

     

    一対一なら素直に僕への愛情を見せることができるのに、一堂に会すると牽制し合うかのようになってしまう

     

    わりと早い段階から、これは兄が拗らせているんだろうなぁとは薄々感じてはいたんだけれど・・・

     

    結局それがクライマックスで爆発してしまうんだよね

     

    この兄弟に何があったのかというのは最後までわからない、見ている我々の想像に委ねられる

     

    今回僕が足を運びたかった昔住んでいた家?

    もしかして母は兄より僕を溺愛していた?

    すでに亡き?登場しない父が関わっている?

     

    真相はわからないまま、修復されることなく終焉を迎える溝をクライマックスで目にしてしまう

     

     

    クライマックスの応酬は、西日の差し込む画面で、見ているこちらまで緊張で汗ばんでくるかのよう

     

    そしてラストシーン

     

    床に横たわる鳥の亡骸は、その後の僕を示しているのだろう・・・

     

     

    ヒリヒリとした空気感のせい?夏の陽気のせい?かはわからないけれど、個人的にはどこか埃っぽさのようなものを感じる画面

     

    それが、”日曜日”や僕の恋人の回想シーンになると、音楽と相まってくっきりカラフルで躍動感のある映像になる

     

    日曜日のシーンにかんしては日本人としては「その楽曲かぁ?」とならなくもないけれど、でも全然許せるこのメリハリ

     

     

    フランス映画だと思っていたら冒頭でいきなりの英語の歌

     

    でも、これから始まるストーリーを凝縮したかのようで一気に世界へ引き込まれる

     

    エンディングもまた、夏の夕方の西日に取り残されたかのような気分を引きずらせてくれるムーディさ

     

     

    最初から最後まで、映像にも音楽にも、そしてストーリー自体にも引き込まれる作品でした

     

    | 映画 | 23:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
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