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    『われらが背きし者』
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      昨日は『われらが背きし者』鑑賞

       

      あの『裏切りのサーカス』と同じくジョン・ル・カレの小説の映画化ということで、すごく期待!

      ・・・でも寝不足で鑑賞して反省のサーカスになってしまったらどうしようと少し不安

      よし、明日は観に行くぞ!ということでおとといの夜は久々に『裏切りのサーカス』観たけれど、案の定途中寝てしまい気がついたらテイラーさんがあぶり出されていて反省のサーカス・・・

       

      個人的にはサーカス路線が好みだけど、『誰よりも狙われた男』路線かな?とかいろいろとワクワクドキドキ

       

      ということで、土曜日だからと言い訳をしてのんびりおきて、ミントタブレット片手に伊勢崎までGO

       

       

       

       

       

       

      ※以下感想です

       ネタバレありですのでご注意ください

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      さすがのジョン・ル・カレ!

       

      これは今年のランキング上位もありな作品

       

      ラストはある意味でスッキリきまっていてニヤリとガッツポーズしたくなります(後述します)

       

       

      物語の導入部となるモロッコパート

       

      よくよく考えればペリーは「アンタそれやっちゃダメでしょ!!」ばっかり

       

      ・外国で知らない人に話しかけられ簡単に応じ

      ・その人のパーティーにホイホイついてく

      ・そこでおくすりも少し嗜んで

      ・中身がわからないものを他人から預かり飛行機に乗る(日本の国内線だって手荷物検査のところに「他人から預かった中身のわからないものはありませんか?」って掲げられてるんだから)

       

      しかも、あとあとのセリフで判明するのが、夫婦関係がうまく言ってないとは教え子との浮気

       

      ・・・って、スパイ映画の主人公という”カッコイイフィルター”をとっぱらって冷静に考えると、研究以外は少し常識が足りないダメダメじゃんとツッコミいれたくなってしまったさ

       

      逆に言うと、海外旅行で異国の地だからと気を引き締めまくっていれば巻き込まれることはなかったのかもと考えてしまう

       

       

      ハラハラして、よしっ!となって、からのうまくいかなくて・・・

       

      を何度繰り返したことか

       

      アインシュタイン博物館でのゲイルによるディマの家族の奪還作戦が一番ドキドキしたかも

       

      その後の隠れ家での銃撃戦は・・・まあペリーが引き金を引いてというのは予想できたんだけど(爆)

       

      そして、「今度こそ大丈夫だよね、きっと勝てるよね」と思いながらヘリコプターを見送った途端の・・・

       

       

      きっとディマは自分が生きるということは家族の命はないということ、家族を救いたければ自分の命はないということがどこかでわかっていたのだろうな

       

      だからペリーをヘリに乗せなかったんだと思うし

       

      どうせ死ぬなら最後に一度くらい悪あがきしてみてもいいだろうというささやかな抵抗だったのかもしれない

      もしかしたら渡したUSBを何もしれもらえないかもしれないという超だめもとでイギリス人を探していたのかもしれないけれど、まさかのお人好しなペリーだったから少しだけ光が見えたのかもしれないね

       

       

      ペリーも巻き込むまいとしていて、関わりたくないという態度をとっていたゲイルが自ら「作戦のためにはあと何人必要なのか?」と問いMI6に関わっていく

      どこで心境の変化があったのか?

       

      おそらくペリーもそうなんだけど、ディマを救うというよりは子供達を守りたいという思いだったんだろうな

       

      普通だったら関わることなんてありえない極限の状況に身を置き、他人には口外することのできない経験を共有したことで、倦怠期?破綻気味?だった夫婦関係を見直して、もうこのふたりは離れることはないんだろうな

       

       

      ”われらが背きし者”

       

      誰が何に背くのか?

       

      最初はペリーとゲイルが悪い世界へ巻き込まれないために、この事態から逃げることだと考えた

       

      でも、ヘクターの登場によってヘクター派のMI6やペリー夫妻がMI6中枢やイギリス国家に背いて行動することなのかな?と思いはじめ・・・

       

      プリンスを裏切るディマのことでもあり

       

      自分の恋心のために父(ディマ)の居場所を売る娘でもあり

       

      観る者へそれぞれの登場人物が大なり小なりの背信行為をしていることを実感させるタイトルだなぁ

       

       

      そして前述の通り、ラストにスカッと

       

      ディマが抹殺され、やっぱり正義は勝てないのか・・・やっぱ世の中ってそんなものだよね・・・と思っていたら

       

      ペリーがヘクターに箱を渡したとき、これは何か隠されているぞ・・・と思ったらそのとおりでした

       

      冒頭、ディマがペリーのクレジットカードの番号を一瞬で暗記するというシーンがあるんだけど、これがここで効いてくるんだよね

       

      そうきたか!

       

      正直言ってヘクターは個人的感情で暴走しているきらいはあるけれど(だから失敗した?)、それでもこのラストには「やったれやったれ」って気持ちになるよね

       

      現実は正義が勝つなんてそうそうない裏で色々決まっちゃう世界から、フィクションの世界くらいこういうラストもアリだよね

       

       

      小型カメラで室内を撮影したりとかテクノロジーを駆使しつつも、隠れ家とか、マッサージを受けていると思わせて接触したりとか、ベタなスパイの世界も散りばめられていて、物語と合わせてドキドキが続くストーリーでした

       

       

       

       

       

       

       

      | 映画 | 23:08 | comments(0) | trackbacks(6) |
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        われらが背きし者
        評価:★★★★【4点】(F) 断りたい時に適当な口実がないと、こうなるという警醒か(違)
        | 映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ〜 | 2016/11/28 12:55 AM |
        われらが背きし者
        何故、僕を選んだ 公式サイト http://wareragasomukishimono-movie.jp 原作: われらが背きし者 (ジョン・ル・カレ著/岩波文庫) 弁護士である妻ゲイル(ナオミ・ハリ
        | 風に吹かれて | 2016/11/28 8:23 AM |
        「われらが背きし者」
        「裏切りのサーカス」の原作者ジョン・ル・カルの作品をスザンナ・ホワイト監督が映画化。MI6絡みも含めて「裏切りのサーカス」にテイストが似ていなくもないが、かの作品より人間味がある作品になっている。高級シャトー・ブルゴーニュワインに始まり、庶民のシングル
        | ここなつ映画レビュー | 2016/11/28 8:43 AM |
        われらが背きし者 / Our Kind of Traitor
        ネタバレあり。 ジョン・ル・カレの小説『われらが背きし者』の映画化。 原作が2010年の出版なので、最近の世界情勢をある程度反映しています。ジョン・ル・カレと言えば、『寒い国から帰ってきたスパイ』や『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』などが有名で
        | 勝手に映画評 | 2016/11/28 10:25 PM |
        ル・カレ版 巻き込まれサスペンス
        26日のことですが、試写会「われらが背きし者」を鑑賞しました。 ユーロスペースにて 英国人大学教授ペリーと妻ゲイルは休暇中 ロシアンマフィアのディマと知り合い ディマからUSBをMI6に渡してほしいと懇願される ディマと彼の家族の命がかかってると知り 仕方なく引
        | 笑う社会人の生活 | 2016/12/05 5:17 PM |
        われらが背きし者★★・5
        ジョン・ル・カレの同名ベストセラーをユアン・マクレガー主演で映画化したスパイ・サスペンス。平凡な大学教授とその妻が、ロシアン・マフィアの大物が画策する英国への亡命計画に巻き込まれて繰り広げる危険な大冒険の行方を、関係者それぞれの濃密な人間ドラマととも
        | パピとママ映画のblog | 2016/12/06 5:09 PM |
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