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  • 2019.08.27 Tuesday
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映画

『最後のマイ・ウェイ』

『最後のマイ・ウェイ』鑑賞

制作費などでフランス新記録となった作品がどのようなものか、期待してました。







※以下感想です。
 ネタバレありですのでご注意ください。
















フランソワの死で終わってしまう物語だけれど、見終わったときの思いは悲しいとか暗いとかそーゆーのではなく、もしも彼が生きていたら?というものだった。

“普通の22歳は聞かない音楽”からツイスト、その後も時代に合わせて音楽性が変化し、早くもディスコ&ファンクブームが来るのを見抜いていた(この辺の柔軟な音楽性の変化はボウイを思わせる)

きっとあそこで浴室の電球を触ることが泣ければ、唯一無二のきらびやかなスタイルはそのままにアメリカ進出したところにMTVブームがやってきてアメリカでも売れたかもしれない
とか
進出したアメリカで80年代だしAORとかHM/HRをかじっていたかもしれない
とか
今でも現役で新しいブームを先取りして、年齢を感じさせない出で立ちと振り付けで踊っていたのかもしれない
とワクワクしていました。


でも、その一方で現代に生きていたら周りの人間は大変だっただろうなぁ。

常に気に入らないことをテープに録音(?)
きっと現代だったら常にケータイが通話状態だったのだろう(苦笑)
これじゃあマネージャー持たない


そんな中でマネージャー役というと、ポール役の人よかった!

どっかで見たことあるのかな?とも思うんだけど、知らない俳優さん

あの厳しそうだけど、ただ売れることだけを見つめているわけではない、客観的にアーティストのことを考えていてくれるカンジがすごくよかったです。


ポール役のブノワ・マジメルのみならず、正直なところ全員お初な役者ばかりでしたが、チョイ役まで全員いい味出してました。
ジャネット役の人も、イザベル役の人も、女性陣はみんな美しかった。

そして主演のジェレミー・レニエ

ウイッグなどでどんどん変化して行くのだけれど、彼自身がカリスマミュージシャンなのではないかという憑依ぶりでした。


マルクという次男の存在が明らかになる場面、この頃の楽屋でのクロクロのやつれっぷりなどから観客は当時のファン同様“作られたクロクロ像”を見せられていたのだということに気づく。

ステージ上での化粧をしたクロクロ
ジョニー・アリディ&シルヴィ・バルタン夫妻に憧れたように彼も一粒種に恵まれて・・・

なんて思って見ていたのだから。

クロード・フランソワという人物を見せる映画ながら、実は私たちも当時の表面だけを追っているのではないか?そんな不思議なだまされたようなだまされてないような感覚になりました。


フランス・ギャルを人前で拒絶しながら2人きりになると愛し合うように、イザベルに拒絶されながらも愛し合い、どんな女性とつきあおうと結局はイザベルだったのかな?と感じた彼の不思議な女性とのつきあい方。


冒頭の幼少時の桟橋で大きな船を見る場面とか、シナトラからマイ・ウェイのレコードが航空便で届けられ聴く場面とか、このちょっと不思議な映像になるカンジがフランス映画らしいなぁと思った。


この作品を見ながら思い出したのは『ゲンズブールと女たち』だった。

SGもクロクロも当時のフランス音楽界を斬新に泳ぎ歩いた。
そしてそれは当時だけでなく今の時代にも同じような志向のアーティストは現れていない。
SGにジェーン・バーキンがいたようにクロクロにはイザベルがいて、奔放な女性関係ながらも心の奥底では一人の女性がいて。
そして惜しまれながらの死。

なんだか共通点が多い
(ちなみに両作品にもフランス・ギャルが登場する)

見終わったとき、この人をもっと知りたい、もう一回この映画を見てSGという人もしくはクロクロという人を知りたいと思ったこの感覚。

どうしてフランスのマルチアーティストの映画はこんなに主人公のことが気になってしまうのだろう?
(まあこれくらいドラマチックじゃないと映画として取り上げられないということもあるのだろうが)


クロクロが女性遍歴を重ねるのも、神経質なのも、やはり育った環境もあるのかな?と考えた。



最後まで息子を認めることがなかった父

ただ、最初の登場シーンを見ていると彼もお粉をはたき香水をつける。
不倫もしていたようだし、人のこと言えないじゃんってカンジなんだけど


そしてギャンブル依存症の母

父の棺を別荘へ移したときにクロードのことをクラウディオと呼び、レコード会社の役員へ「金が無いから夫の棺を移せない」と泣きついていた
もしかしたら彼女は認知症なのでは?と思ったのだがその後が長かったのでそういうことでも名かったのか・・・

いずれにせよ当時はギャンブル依存症なんて考えも無かったはずで、カウンセリングでも受けれたものならなんてことを思ってしまった。


2時間半近い作品ですが、濃厚に描かれているので長いとは思わない。

それ故に、彼の死のあっけなさ、何故彼はあそこで電球を触ってしまったのか(まあ性格的にあそこで曲がった電球を直さなきゃ気が済まなかったのだろうけど)、そんな彼の死の瞬間がより印象的でした。


MY WAYという曲、COMME D'HABITUDEという曲、両方をもっと味わったらまた見てみたい、そして彼のことをもっと知りたいと考える映画でした。
  • 2013.09.28 Saturday
  • 23:17

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  • 2019.08.27 Tuesday
  • 23:17
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