映画
『ハングオーバー!!! 最後の反省会』
『ハングオーバー』第3弾、観てきました。
第2弾を観たときに、割と下品な瞬間が多いのに、「アメリカで大人気のコメディ」と言われるものほど笑えないからむこうの笑いが肌に合わないのかなぁということが多いのに、ウチはこの作品はガハハと笑って楽しめる作品だったんですよね。
当時から監督がトリロジーであることを宣言していたので、第3弾ではどのように暴れてくれるのか期待していました。
公開にあわせて未見だった第1弾をレンタルしちゃって、ついでに勢いで第2弾も借りてきて改めて観たら、話がつながったというところ
※以下感想です。
ネタバレありですのでご注意ください
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いろいろなところで言われているけれど、バチェラーパーティがきっかけではない!
そりゃそーだよねー、あと独り身ってアランだけだから
だから、グラスが見えちゃうと、ここで呑んじゃって暴れて本題に入るのか?と何度思ったことか。
いろんな意味で過去2作のフォーマットに乗っかってないです。
いつもモザイクが必要だったチャウの最初の登場シーンもモザイク要らず
マイク・タイソンどこで出てくるの?と思ってたら出てこなかったり
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ワーナーのロゴが出るとき、いつもはAs Time Goes Byが流れるのにそれも流れず狼軍団の世界へ
チャウの脱獄は『ショーシャンクの空に』ですよね
ウチは知識不足でわからなかったけど、他にもいろいろ名作へのオマージュがありそう
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予告編でアランが自分がなめたキャンディを女性の口に突っ込むシーンがあったけど、本編で一番笑いが起きていたのがここ
アランがキャンディを手にした瞬間、これがあの予告編のシーンね!とみんなで気づいてアランがキャンディをなめる前から爆笑
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王様のブランチの特集でチャウ役の人のインタビューやってたけど、それ見てビックリ
普通のテンションというか冷めた低いテンションで「僕の本業は医者なんだよ・・・」って言ってて。
事実を知ったら、そんな中の人なのに基本ヘンなことしか言わないこのチャウを演じてしまうんだから、どーしてこの人はこんなことやってるんだろう?と思わずにはいられない(爆)
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よくこれだけ過去2作のエピソードをうまく組み込んだなぁというところ。
よくあるシリーズ最終章の“名場面全部詰め込みました”という無理矢理感がない。
シリーズを開始した当初にこういうストーリーにすると監督が意図としていたかどうかはわからないけれど、うまく回収されています。
たった一言セリフに出てきただけのマーシャルが本当に出てきたり、ジェイドの使い方もうまい
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エンドロールが始まっても席を立たないこと!!!
※ここからしばらくは超ネタバレですので白文字にしておきます。
とうとう一滴もの呑まずに終了し、エンドロールがはじまり、えっ?!これじゃあやらかし写真もないじゃん?!ただのエンドロールじゃん?!と困惑していたら・・・
やっと呑んでくれた〜!
っていうか、アランが結婚?!
アランと結婚しようと思うキャシーもすごいと思ったら・・・キャシーにも狼軍団の素質があったのね(笑)
文字通りいつもその“身”に何かが起こるステュですが、さすがにこれはキツイわぁ
そしていつもイケメンだからか特に何もおこらないフィル
欲を言えばその後のエンドロールでやらかし写真だしてほしかったな。
結局、その瞬間だけ真面目な精神状態だったアランによって生かされたチャウ。
狼軍団と彼の関係は死ぬまで続く切っても切れない腐れ縁なのでしょう。
そして、卒業とかなんとかいいながら彼らの目の前に酒があるときはなぜかそこにクスリもあって、結局いつも暴れてしまい永遠に卒業なんてないのでしょう。
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若い女性も多かったけど、みんな好きなときに好きなだけ思いっきり笑って楽しんでいました。
ハングオーバーシリーズは終わってしまうけど、これからもたまにはウチの肌に合うアメリカンコメディに出会いたいものです。
- 2013.07.18 Thursday
- 23:47